土曜日の朝4:00.
自分の意思とは関係なく、マーライオン級のリバースを皮切りに、以後30分~1時間ごとにリバース・・・・
2回くらい吐いた後、旦那に、『悪阻に比べたら余裕~♪ノロっでーーーす♪♪♪』とか言ってベッドで踊ってピースしてたんですが、お昼頃には声も出せないくらい死んでました・・・・。
39度の熱になり、意識も朦朧。
水を飲んでもリバース。
そのうち、下痢になり、バケツを持ちながらトイレに篭りきり。
ノロウィルスの威力、本当にスゴイですね・・・・。
つらさがあまりにも悪阻の時と一緒で、何度も悪阻真っ最中のあのときに意識が行ったりきたり。
忘れてないようで、忘れていたことを思い出しました。
一日何度も吐いて。
吐くものなくて、見たことない液体吐いて。
最後は血を吐いて。
お腹がへったような気がしても、食べれなくて。
喉がかわいても、うまく水も飲めなくて。
これがいつまでも続くような気がしてた。
毎日泣いてた。
悲しいとも、辛いでもない。
今思えば、わけがわからず泣いてたんだと思う。
そうなってしまう仕組みや、
お腹に命がいるって事、
全てがはじめてで、理解出来なくて、よくわからなくて。
でも、今回は原因が明確だったからなのか。本当に素直にたくさん甘えられました。
旦那に、みかん剥いてって言えた。剥いてもらって、嬉しかった。
旦那に、ゼリー買ってきてって言えた。全部吐いちゃったけど、すごく美味しかった。
家が汚くても、散らかってても、しなきゃいけないことがたくさん溜まってても、全然イライラしなかった。
翌日の朝ごはんは旦那が買ってきた菓子パンだったし、お弁当作りもお休みした。
出来る事は旦那にしてもらおう。残った事は治ってからやろう。
当たり前の事かもしれない。だけど私にとってはすごく大きな前進。
子育てが始まったら、絶対今のように時間は使えなくて、出来ない事や、わけのわからない事態がたくさん勃発する。
その時に、どれだけ旦那に素直に頼れるか。出来ない事を、どれだけわりきれるか。
ノロウィルスにかかるまで、私の中で悪阻は悪阻としてだけで終わっていたけれど。
今回、ノロウィルスで悪阻を思い出した事によって、悪阻の意味をしっかり考えることが出来ました。
とにかく耐えるだけで終わってしまったような悪阻だったけど。
そこで学んだ事がきちんと自分の中にあって、それは子育てするにあたってとっても大切な事だったんだということが分かりました。
私が悪阻中、旦那も相当辛かったと思います。
真夏の一番仕事がキツイ時に、お弁当はなし、帰ってもご飯もなし、洗濯はたまっているし、部屋は汚いし。それが6月~9月まで続いていましたから。
今思えば、口に出して何か言われたわけじゃないけど、旦那もかなり不機嫌だったような気がします。
毎日ため息ばかりで。
だけど、それも旦那にとっての修行だったんでしょうね。
お互いに自分の弱点をたらこに突きつけられたりしながら、夫婦でその負担をどうやって分けていくのか。バランスをどうやって保つのかをしっかり練習していたんだと思います。
ノロウィルスは、それに対しての抜き打ちテストみたいなもんだったなぁ。と思いました。
何故だか、ノロウィルスでたらこが産まれた後の生活に少し自信がつきました^^
しかーし。
ノロウィルスによって旦那と新しい約束が。
・2週間(12月14日まで)は完全外出禁止。買い物のみ許可。
・人混みへのお出かけ禁止。
・30分以上の移動は旦那と一緒のときだけ許可。
これによりたくさんのお約束をキャンセルしちゃいました。
キャンセルしちゃった皆さん、本当にごめんなさい。
たらこが産まれたらまたゆっくり会いましょう^^